乾癬

目次

乾癬でこのようなお悩みはありませんか?

  • 病院でステロイド軟膏や光線療法を続けているが、一時的に良くなってもすぐに再発してしまう
  • 皮膚が赤く盛り上がり、銀白色のかさぶたがフケのようにポロポロと落ちて衣服に付くのがストレス
  • 周囲の目が気になって夏でも半袖の服を着られず、温泉やプールに行くのを諦めている
  • 強いかゆみや皮膚の突っ張り感があり、夜中に無意識に掻きむしってしまって熟睡できない
  • 皮膚の症状だけでなく、指の関節や膝、足首に痛みや腫れが出始めて不安を感じている
  • ネットで食事改善が良いと見て試してみたが、自分に合う具体的な栄養療法が分からない
  • 薬の量をこれ以上増やしたくないが、体の内側から根本的に改善する方法が見つからない

乾癬の症状

乾癬は、皮膚の代謝異常(表皮細胞の過剰増殖)と免疫系の過剰反応(慢性炎症)を伴う皮膚疾患です。主に次のような症状が全身のあらゆる部位、特に外部からの刺激を受けやすい肘、膝、頭皮、臀部などに現れます。

  • 皮膚が境界鮮明に赤く盛り上がる(紅斑・浸潤)
  • 赤くなった皮膚の表面に、銀白色の細かいかさぶたのような角質が溜まる(鱗屑)
  • ターンオーバーが早くなり、角質が剥がれ落ちる(落屑)
  • 約半数の患者に生じる、皮膚の強いかゆみや局所の熱感
  • 爪の表面に点状の凹凸ができたり、爪が分厚く剥がれたりする(爪乾癬)
  • 進行すると皮膚だけでなく、指や手首、足首などの関節に痛みや腫れ、変形が生じる(乾癬性関節炎)

乾癬の原因

乾癬は単一の原因で発症するわけではなく、遺伝的な素因(免疫系)を基盤として、そこにさまざまな環境因子が加わることで免疫システムが暴走して発症します。

① 長期的なストレス

長期の精神的・肉体的なストレスは、HPA軸、自律神経、内分泌を乱し、免疫バランスを崩します。

② 食生活の乱れと肥満

高脂肪・高糖質の食事による内臓脂肪の蓄積は、全身性に慢性炎症を引き起こし、HPA軸を過剰に反応させます。

③ 腸内環境の悪化(リーキーガット症候群)

腸粘膜のバリア機能が低下し、未消化のタンパク質や細菌の細胞膜(LPS)が腸壁から吸収されることで全身の免疫系が過剰に刺激されます。

④ 外傷や摩擦(ケブネル現象)

衣服の擦れ、眼鏡の接触、日焼け、傷などの物理的な刺激が加わった場所に新しい病変が誘発されます。

⑤ 感染症や薬剤

扁桃体炎などの細菌感染や、特定の医薬品の服用が免疫系を活性化させるトリガーとなることがあります。

サイトカインストームによる皮膚の炎症

乾癬は、免疫細胞であるT細胞の異常活性化による表皮細胞の過剰な増殖です。本来なら身体を守るべき免疫システムがコントロールを失い、自らの健康な細胞や組織まで過剰に攻撃してしまいます。この現象をサイトカインストームといいます。

  1. 樹状細胞からTNF-αやIL-23などの炎症性サイトカインが大量に放出される
  2. IL-23の刺激によってTh17細胞が活性化・増殖する
  3. Th17細胞がIL-17を放出し、表皮の角化細胞(ケラチノサイト)に作用する
  4. 表皮細胞の過剰な増殖と未熟な角化が引き起こされ、銀白色のフケのような角質(鱗屑)を伴う赤い発疹(紅斑)が形成される

ターンオーバーが短縮され鱗屑が形成

通常、健康な皮膚は約28日周期で新しい細胞に生まれ変わりますが、炎症性サイトカインの持続的な刺激を受けた乾癬の皮膚では、この周期が約3〜4日という驚異的な速度に短縮されます。細胞の増殖速度に分化(成熟)が追いつかないため、不完全な角化細胞が未熟なまま次々と押し上げられ、皮膚が厚く盛り上がり、銀白色の鱗屑となってポロポロと剥がれ落ちます。

乾癬の発症や悪化を誘発するトリガー

① 繰り返される皮膚への刺激とケブネル現象

皮膚への摩擦や圧力、擦れなどの物理的刺激は、局所の角化細胞を傷つけ、アラキドン酸代謝産物やDAMPs(危険分子パターン)を放出させます。これが樹状細胞を刺激し、新たな乾癬を誘発します。

② HPA軸の過剰反応と自律神経の乱れ

身体的・精神的ストレスは、脳の視床下部を刺激してHPA軸(視床下部-下垂体-副腎軸)を過剰に反応させ、交感神経系を優位にします。神経端末から放出されるサブスタンスPやCGRPなどの神経ペプチドは、肥満細胞や樹状細胞を活性化させて局所の炎症を悪化させます。

出典:Psychological and Physical Stress-Induced Skin Pathophysiology (PMC)

③ 腸皮膚連関と腸管バリアの低下

消化管の機能低下、腸内細菌バランスの乱れは、腸管バリアを弱くし、リーキガット症候群を引き起こします。

リーキーガット症候群は腸壁の細胞のつなぎ目がゆるくなってしまう病態で、未消化物や細菌の細胞壁(LPS)が腸壁から血中に侵入してしまいます。これが全身の微小炎症を誘発し、皮膚におけるTh17の反応を増幅させます。

乾癬への整体アプローチ

交感神経過緊張の緩和

身体や骨盤の歪みは、頭蓋骨への構造的ストレスとなり、交感神経の過緊張が緩和されづらい状態になります。交感神経優位の状態では、HPA軸の過剰反応、脳・神経の興奮や過敏、皮膚末梢の血流不良、胃腸機能の低下などさまざまな問題を引き起こします。

身体の歪みを整えることで、身体の過緊張がゆるみやすくなり、交感神経過緊張の悪循環を断ち切りやすくなります。

体性内臓反射による内臓調整

乾癬は腸と密接な関係があり、腸管免疫の低下、腸粘膜の分解、腸内細菌の乱れは、乾癬の悪化に繋がります。これらの腸の問題は肝臓への負担を強くし、内臓体性反射による筋緊張や身体の歪みの原因になります。

内臓体性反射で緊張している筋肉を緩めることで、肝臓にアプローチし、腸-肝臓の循環を整えます。

またこれらの反射をリセットすることが、筋骨格の構造的な負担が減り、感覚過敏になった皮膚も落ち着きやすくなります。

脳・神経の疲労回復

腸内環境、皮膚の炎症、副腎疲労(HPA軸機能障害)はお互いに悪化原因となるので、同時にアプローチしていく必要があります。

HPA軸機能障害は脳にある下垂体が疲労して起こる現象なので、脳(神経)を回復しやすい状態を作ってあげることが回復ポイントになります。

整体で身体の緊張をゆるめ、頭蓋骨の負担を減らすことで、脳脊髄液の循環を促し、脳・神経の疲労回復を促します。

  1. 整体
  2. 脳脊髄液
    の循環
  3. 脳・神経の
    疲労回復

乾癬への分子栄養学的アプローチ

サイトカインストーム(Th17細胞の活性化)は、慢性炎症、低血糖、消化吸収不良、腸内環境の乱れを対策する必要があります。

腸内環境が悪化する前提として、腸粘膜バリアが薄くなっていることが影響しています。この原因は低血糖や長期のストレスにより腸粘膜が分解されているからです。

ここへ消化不良(ミトコンドリア機能低下が関係する)があると未消化物が腸に流れ込み、悪性菌の増殖、つまり腸内環境悪化に繋がります。悪性菌が増殖することでLPS(悪性菌の細胞壁)が腸から吸収され、免疫異常の原因になります。

腸のケア

ストレス、食生活の乱れは、腸粘膜の分解→腸管免疫の低下→悪性菌の増殖→免疫寛容の低下、リーキーガット症候群の原因になります。そしてこれらに陥る状態はすでにHPA軸機能障害も併発している可能性が高いです。

腸内環境ケアでは、腸の悪化や負担を減らすために消化サポート、腸に必要な栄養素の補給、グルテン・カゼインフリー、オメガ3系脂肪酸の補給を行い、腸内環境を整えいていきます。

腸内環境を整えることで、免疫寛容・血糖値コントロールが働き、サイトカインストームの抑制に働くと考えられます。

自律神経・低血糖対策

低血糖はアドレナリン分泌を促してしまうので、自律神経を整えるには低血糖対策が必要になります。

まずは1日3食の食事を基本とし、それに補食を加え、血糖値の安定化を図ります。3食の食事もPFCバランスを見直し、血糖値を乱さず、必要なカロリーを摂取できるようにしましょう。どんなにバランスのよい食事をしていても必要なカロリーが足りてなければ、自律神経は安定しません。

抗炎症対策

外食やスーパーのお惣菜などで、リノール酸の摂取が多い場合、身体は炎症体質に傾きやすいです。この場合、リノール酸の摂取を控え、EPA・DHAなどのオメガ3系脂肪酸の摂取を増やすことが効果的なアプローチになります。

リノール酸は炎症、オメガ3系脂肪酸は抗炎症を促しやすい特徴がありますが、リノール酸をゼロにしようとする必要はありません。炎症は身体にとっても必要な反応なので、あくまで摂取割合が大切ということです。現代社会では特に気にしていないと、リノール酸の摂取割合が多くなりやすいので、気をつけてください。

精神的ストレスの緩和

精神的ストレスは、優先的に筋肉や腸粘膜を分解し、肌疾患の致命的な原因の1つになってしまいます。また日常生活や肌トラブルによるストレスは、痒みや痛みの感度を増幅してしまい、身体や皮膚の回復を長引かしてしまいます。

精神的ストレスに心当たりある人は、まずそれを自認し、受容することが始めましょう。それに目を向けないで、栄養やスキンケアに気を取られていても、身体のダメージはなかなか回復できません。

睡眠の質向上

睡眠は成長ホルモンのブーストにより、体内のダメージ、ホルモンを修復しやすい大切な時間です。夜ふかしはせず、夜22時までには寝るようにしましょう。そのためにはスマホ・パソコンやカフェインの制限も大切になります。

運動によるミトコンドリア機能改善

運動はミトコンドリア機能をアップさせ、エネルギー代謝を促します。これはHPA軸機能障害の回復に必須で、腸のケア、低血糖対策、ストレス耐性の向上、睡眠の質アップに繋がります。

  1. 分子栄養学
  2. 身体の修復
  3. HPA軸
    の回復

⚠️ 医療機関への受診が必要な場合

次のような症状がある場合、への受診が必要です。

  • 皮膚の症状に加えて、手の指の第一関節(DIP関節)や足の関節、背骨などに痛みや腫れ、朝のこわばりがある場合(乾癬性関節炎の疑い)
  • 全身の皮膚が急激に真っ赤になり(紅皮症化)、寒気、発熱、全身のだるさが伴う場合(乾癬性紅皮症の疑い)
  • 赤くなった皮膚の上に、急激に多数の黄色い膿疱(うみを持ったブツブツ)が広がり、高熱や関節痛を伴う場合(膿疱性乾癬の疑い)
  • 皮膚の大部分から角質が激しく剥がれ落ち、脱水症状や皮膚の二次感染(細菌感染)の兆候が見られる場合

医療機関での安全が確認されたのち、当院の施術を安心してお受けいただけます。まずはご自身の安全を第一に考えた選択をお願いいたします。

皮膚炎、湿疹の皮膚症状

新京橋治療院は
4つのアプローチで内側から身体を整えます

ヒアリング × 分析
ヒアリングで不調のもとになった習慣を見つける

今の不調は、今までの生活習慣から作られているので、その中から原因を見つけ出す必要があります。
当院では、今の状態を把握するために、不調が感じるようになった経緯、ストレス、食生活、生活リズムなどのヒアリングを行い、身体を整えるまでの道筋を立てます。

整体 × リラックス
頭蓋骨と骨盤を優しく整える施術

近年の脳科学研究により、脳脊髄液(CSF)が脳の隅々まで行き渡り、老廃物を洗い流す仕組み「グリンパティック・システム」が解明されています。この脳脊髄液の循環が滞ると、脳内に疲労物質が蓄積し、ストレス中枢が過敏に反応しやすくなります。

当院はこれらの問題にアプローチするために、SOT(仙骨頭蓋テクニック)、CST(頭蓋仙骨療法)の手技を用います。ボキボキしない、ソフトな刺激で脳脊髄液の循環、自律神経のバランス、骨格の歪みを整えて、身体をリラックスに導きます。

  1. SOT
    CST
  2. 脳脊髄液
    を循環
  3. 脳疲労
    の回復

分子栄養学 × リラックス
分子栄養学に基づく専門的知識で身体を細胞レベルで整える

分子栄養療法は、身体のさまざまな代謝を回すために必要な栄養を食事やサプリから補うことで、細胞レベルから身体を整えます。最終的にサプリが不要な身体を目指します。

  • ミトコンドリア機能を元気にする
  • ATP(エネルギー)サイクルを回す
  • HPA軸を整える
  • 腸内環境を整える
  • 消化吸収を整える
  1. 栄養療法
  2. 副腎ケア
  3. HPA軸
    を整える

実践 × サポート
ライフアライメントを整え、二人三脚で目標達成までサポート

不調の原因は、今までのライフアライメント(食生活・睡眠・運動・マインド)にあり、これを整えることは、施術や栄養療法と同様に大切です。

  • 食生活: 生命を維持するための「栄養」を取り込む
  • 睡眠: 脳と神経系を休ませ、「心身を修復」を促す
  • 運動: 身体を動かし、「循環と代謝」を促す
  • マインド:思考や感情の緊張をほどき、「調和」を取り戻す

当院では、お一人おひとりの『ライフアライメント』を整える最適な個別アプローチと、プライベート専門院だからこそできる、寄り添う丁寧なケアを大切にしています。


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アトピー・湿疹・乾癬・酒さ様皮膚炎・脂漏性皮膚炎・ニキビなど

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  • お悩みや症状、生活習慣のヒアリング
  • 入浴、スキンケア、食事、サプリのアドバイス
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  • 身体の状態をチェック、施術
  • 入浴、食事、補食、サプリのLINEフォロー[2週間]
2回目以降の方
¥6,000- 30分
  • 施術
  • 入浴、食事、補食、サプリのLINEフォロー[2週間]
前回の来院から
3ヶ月経過した方
¥10,000- 60分
  • お悩みや症状、生活習慣のヒアリング
  • 身体の状態をチェック、施術
  • 入浴、食事、補食、サプリのLINEフォロー[2週間]
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この記事の執筆・監修者

初田輝夫

新京橋治療院 院長 初田 輝夫
  • はり師・きゅう師(国家資格)
  • 臨床分子栄養医学研究会認定カウンセラー

新宿医療専門学校 鍼灸学科を卒業後、鍼灸整骨院で臨床経験を積みながら、セミナーにてカイロプラクティック、オステオパシーの技術を学ぶ。2013年に独立し、新京橋治療院を開院。現在は医師主催の分子栄養学セミナーで得た知識をもとに、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患を中心に施術を行う。

アトピーや副腎疲労に悩む方へ整体と分子栄養学の両面からアプローチしています。お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。


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