起立性調節障害

目次

起立性調節障害でこのようなお悩みはありませんか?

  • 朝、どうしても起き上がることができず、午前中は体が重くて動けない
  • 立ち上がった瞬間に目の前が真っ暗になり、めまいがする
  • 午後や夕方になると体調が良くなるため、周囲から怠けと言われる
  • 学校に行きたい気持ちはあるのに、朝の体調不良のせいで遅刻や不登校が続く
  • 少し立っているだけで気分が悪くなり、脳貧血のような状態になる
  • 頭痛や腹痛、倦怠感が朝に集中して起こり、起きるのが苦痛
  • 自律神経の乱れを指摘されたが、どう対処すればいいかわからない

起立性調節障害の症状

起立性調節障害は、自律神経系の機能不全により、起立時や座位の維持において全身の血流コントロールが困難になる疾患です。特に午前中に症状が強く現れ、午後から夜間にかけて回復していく日内変動が特徴です。

  • 朝起き上がることが極めて困難であり、午前中は強い倦怠感や全身の重だるさが続く
  • 起立時や立ち上がった直後に、激しい立ちくらみ、めまい、脳貧血様症状が起きる
  • 少しの起立保持や座位の持続で頭痛、動悸、息苦しさ、過換気症候群のような状態を招く
  • 朝食時に吐き気や激しい腹痛があり、食欲が著しく低下する
  • 夜間になると交感神経が過剰に高ぶり、目が冴えて寝付けないという睡眠周期の後退が起きる
  • 思考力や集中力が低下し、学校の授業やデスクワークに集中できなくなる
  • 立ち眩みが悪化すると、一過性の意識喪失(失神)を引き起こす

起立性調節障害の発生原因

起立性調節障害の背景には、単なる精神的な甘えではなく、自律神経系の発達未熟や環境因子、生化学的な負担が複合的に絡み合っています。

① 思春期における自律神経系の急激な変化

身体の急成長(骨格や血管の伸長)に対して、自律神経系(交感神経と副交感神経のバランス調整機能)の成長が追いつかないことで生じます。

② HPA軸(視床下部-下垂体-副腎)の機能低下

慢性的な学業・対人関係のストレス、睡眠不足、不規則な生活リズムが過度な心理社会的ストレスとなり、副腎からの皮質ホルモン分泌リズムを破壊します。

③ 急激な気圧や気温の変化

季節の変わり目や低気圧の接近に伴い、自律神経の切り替えスイッチが正常に作動しなくなります。

④ 栄養素の慢性的枯渇

細胞のエネルギー代謝(ATP合成)に必要な特定のミネラルやビタミンが日常的に不足していることで、血管の収縮運動自体が物理的に行えなくなります。

起立性調節障害のメカニズム

起立時に身体が正常に機能するメカニズムの破綻は、解剖学的・生理学的な視点から以下の3つの機序で説明されます。

① 静脈還流の低下と下肢への血液貯留

健康な身体では、起立時に重力によって血液が下半身(腹部内臓や下肢の静脈)に約500~800ml移動します。これを感知した頸動脈洞や大動脈弓の圧受容体が直ちに脳幹へ信号を送り、交感神経を介して下半身の血管を収縮させ、心拍数を適度に増加させることで脳血流を維持します(圧受容体反射)。しかし、起立性調節障害ではこの交感神経の動員が遅れる、あるいは過剰に反応しすぎるため、下半身に血液がプールされたままになり、脳への静脈還流量が著しく低下(脳血流低下)します。

② コルチゾールの日内変動の崩壊

通常、副腎皮質から分泌される糖質コルチゾールは、覚醒前の早朝に分泌のピークを迎え、血圧や血糖値を上昇させて身体を活動状態へと導きます。しかし、慢性ストレスによってHPA軸が疲弊すると、朝方のコルチゾール分泌が著しく低下します。これにより、覚醒時に必要な血圧上昇や血糖値の確保ができず、朝の覚醒障害と激しい倦怠感が発生します。

③ ミトコンドリアのエネルギー代謝不全

血管壁の平滑筋が収縮し、心筋が血液を力強く送り出すためには、細胞内のミトコンドリアで生成されるATP(アデノシン三リン酸)が必要です。生化学的にATP生成ルート(クエン酸回路および電子伝達系)が正常に機能していない場合、心臓や血管は「収縮命令」を受け取っても、物理的に動くためのエネルギーが不足しているため、起立時の急激な血圧変動に対応できなくなります。

分子栄養学から見た起立性調節障害の原因

起立性調節障害は、自律神経系の機能不全により、起立時に脳血流が低下する疾患です。そして、この自律神経の乱れや血管収縮の障害は、細胞レベルの栄養欠乏や代謝異常が深く関与していると考えます。

主な要因として、以下の3つのアプローチが挙げられます。

① 鉄欠乏によるエネルギー代謝(ATP)の低下

起立性調節障害の主な原因の一つが、ミトコンドリアに必要な栄養素の不足です。

ミトコンドリアの電子伝達系でエネルギーであるATPを産生する際、鉄(Fe)は必須の元素です。鉄が欠乏すると、全身、特に脳や自律神経中枢へのエネルギー供給が滞り、朝の覚醒不良や倦怠感を引き起こします。

一般的な血液検査のヘモグロビン(Hb)値が正常であっても、貯蔵鉄を示すフェリチン値が低い潜在性鉄欠乏(かくれ貧血)のケースが多く見られます。

② 神経伝達物質の合成障害(ビタミンB群・アミノ酸)

自律神経のバランスを保つ交感神経(ノルアドレナリン)や副交感神経(アセチルコリン)、精神を安定させるセロトニンの合成には、十分なタンパク質(アミノ酸)とビタミンB群が不可欠です。

チロシンからドーパミン、ノルアドレナリンへと代謝される過程、またトリプトファンからセロトニンへと代謝される過程では、ビタミンB6や葉酸、鉄が補酵素として働きます。これらが不足すると、起立時に必要な交感神経の緊張(血管収縮)が適切に行えなくなります。

③ 低血糖症とHPA軸の乱れ

起立性調節障害の症状は、血糖調節障害(機能性低血糖症)やHPA軸の乱れと密接にリンクしています。

精製糖質の過剰摂取などにより血糖値の乱高下(スパイク)が生じると、血糖値を維持するためにアドレナリンやコルチゾールが過剰分泌されます。これが長期化すると副腎が疲弊し、朝方に血圧や血糖値を上昇させるコルチゾールの分泌が不足するため、朝起きられない症状が顕著になります。

分子栄養学による起立性調節障害へのアプローチ

分子栄養学的なアプローチでは、対症療法ではなく、以下の栄養素の補給と食事改善により根本的な代謝バランスを整えます。またHPA軸や血糖値を乱さない生活習慣改善も大切になります。

  • 精製糖質の制限し、血糖値を安定化する
  • 消化不良を改善し、と神経伝達物質の材料確保
  • アミノ酸、ビタミン、ミネラルを補給し、ミトコンドリア代謝を上げる

整体による起立性調節障害へのアプローチ

身体には、脳脊髄液は循環することで脳内の疲労物質や代謝物を排出する仕組み(グリンパティック・システム)が備わっています。脳脊髄液の循環が停滞し、脳内に疲労物質や代謝物が蓄積してしまうと、視床下部などのストレス中枢が過敏に反応してしまいます。

当院では慢性疲労症候群に対し、グリンパティック・システムが機能できるよう、SOT(仙骨後頭骨テクニック)・CST(頭蓋仙骨療法)で脳脊髄液の循環を正常化していきます。そのために次のような施術を行います。

  • 内臓体性反射による筋緊張を緩め、内臓を調整する
  • 腹膜を癒着を緩め、それによる身体の緊張を緩める
  • 脊椎(硬膜)の癒着を緩め、頭蓋骨と仙骨の動きのバランスを整える
  • 頭蓋骨のファシアの緊張を緩め、脳脊髄液の循環を促す

これらの施術により、HPA軸のコントロール中枢である視床下部・下垂体にアプローチし、自律神経やHPA軸の安定化を図ります。

⚠️ 医療機関への受診が必要な場合

起立性調節障害と類似した症状を呈する疾患の中には、脳器質的疾患や内分泌疾患、重篤な心疾患が隠れている場合があります。以下の症状(レッドフラッグ)がみられる場合は当院の施術適応外とし、速やかに小児科、循環器内科、脳神経外科などの専門医への受診を推奨します。

  • 起立時の失神(意識喪失)が頻発し、転倒による頭部打撲のリスクが高い場合
  • 激しい頭痛に伴い、嘔吐を繰り返す、または視覚障害(複視や視野欠損)を伴う場合
  • 安静時や横になっている状態でも、脈拍が不規則(不整脈)であったり、胸痛を伴う場合
  • 急激な体重減少、手の震え、著しい甲状腺の腫れが見られる場合(甲状腺機能異常の疑い)
  • 適切な栄養補給や休息を行っているにもかかわらず、下肢の筋力低下や感覚麻痺が進行性で現れる場合

医療機関での安全が確認されたのち、当院の施術を安心してお受けいただけます。まずはご自身の安全を第一に考えた選択をお願いいたします。

新京橋治療院は
4つのアプローチで内側から身体を整えます

ヒアリング × 分析
ヒアリングで不調のもとになった習慣を見つける

今の不調は、今までの生活習慣から作られているので、その中から原因を見つけ出す必要があります。
当院では、今の状態を把握するために、不調が感じるようになった経緯、ストレス、食生活、生活リズムなどのヒアリングを行い、身体を整えるまでの道筋を立てます。

整体 × リラックス
頭蓋骨と骨盤を優しく整える施術

近年の脳科学研究により、脳脊髄液(CSF)が脳の隅々まで行き渡り、老廃物を洗い流す仕組み「グリンパティック・システム」が解明されています。この脳脊髄液の循環が滞ると、脳内に疲労物質が蓄積し、ストレス中枢が過敏に反応しやすくなります。

当院はこれらの問題にアプローチするために、SOT(仙骨頭蓋テクニック)、CST(頭蓋仙骨療法)の手技を用います。ボキボキしない、ソフトな刺激で脳脊髄液の循環、自律神経のバランス、骨格の歪みを整えて、身体をリラックスに導きます。

  1. SOT
    CST
  2. 脳脊髄液
    を循環
  3. 脳疲労
    の回復

分子栄養学 × リラックス
分子栄養学に基づく専門的知識で身体を細胞レベルで整える

分子栄養療法は、身体のさまざまな代謝を回すために必要な栄養を食事やサプリから補うことで、細胞レベルから身体を整えます。最終的にサプリが不要な身体を目指します。

  • ミトコンドリア機能を元気にする
  • ATP(エネルギー)サイクルを回す
  • HPA軸を整える
  • 腸内環境を整える
  • 消化吸収を整える
  1. 栄養療法
  2. 副腎ケア
  3. HPA軸
    を整える

実践 × サポート
ライフアライメントを整え、二人三脚で目標達成までサポート

不調の原因は、今までのライフアライメント(食生活・睡眠・運動・マインド)にあり、これを整えることは、施術や栄養療法と同様に大切です。

  • 食生活: 生命を維持するための「栄養」を取り込む
  • 睡眠: 脳と神経系を休ませ、「心身を修復」を促す
  • 運動: 身体を動かし、「循環と代謝」を促す
  • マインド:思考や感情の緊張をほどき、「調和」を取り戻す

当院では、お一人おひとりの『ライフアライメント』を整える最適な個別アプローチと、プライベート専門院だからこそできる、寄り添う丁寧なケアを大切にしています。


東京銀座で頭蓋仙骨療法、分子栄養学で自律神経、ホルモンバランスを整える新京橋治療院のトップページ


一般コースの料金

皮膚以外の症状

初めての方
¥12,000- 90分
  • お悩みや症状、生活習慣のヒアリング
  • 分子栄養学による食事、サプリのアドバイス
  • 食事、補食、サプリのLINEフォロー[1週間]
2回目以降の方
¥6,000- 30分
  • 食事、補食、サプリのLINEフォロー[1週間]
前回の来院から
3ヶ月経過した方
¥10,000- 60分
  • お悩みや症状、生活習慣のヒアリング
  • 食事、補食、サプリのLINEフォロー[1週間]
お支払い方法 現金のみ

LINE予約

下記のボタンから「友だちの追加」後、氏名、生年月日、住所、電話番号、症状、ご希望の日時をメッセージに添えてお送りください。

電話予約

090-8280-4796までお電話いただき、「初めてで、予約を取りたい」とおっしゃって下さい。

続いて、お名前、ご希望の日時、お悩みの症状《簡単で結構です》をお申し付けください。

電話に出れない場合は、こちらからコールバックいたします。

月~金 12:00~20:00
土日祝 12:00~17:00

キャンセルポリシー

直前(予約時間の2時間以内)キャンセル・無断キャンセルの場合は料金の100%を請求致します。 5分以上遅れる場合はお電話ください。ご連絡がない場合はキャンセルとさせて頂きます。

この記事の執筆・監修者

初田輝夫

新京橋治療院 院長 初田 輝夫
  • はり師・きゅう師(国家資格)
  • 臨床分子栄養医学研究会認定カウンセラー

新宿医療専門学校 鍼灸学科を卒業後、鍼灸整骨院で臨床経験を積みながら、セミナーにてカイロプラクティック、オステオパシーの技術を学ぶ。2013年に独立し、新京橋治療院を開院。現在は医師主催の分子栄養学セミナーで得た知識をもとに、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患を中心に施術を行う。

アトピーや副腎疲労に悩む方へ整体と分子栄養学の両面からアプローチしています。お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。


当サイトのコンテンツは、分子栄養療法専門の医師が主催するセミナーおよび臨床講座から得た一次情報をベースに構成されています。解剖生理学、生化学など事実に即した信頼性の高い最新情報の発信に努めています。