ずっと乾燥肌が続く理由は
肌の血行が良くない
↓
肌が変化しない
↓
環境に順応できない
です。
肌が変化しないので、アトピーが治らない原因にもなります。
これは疲れの原因が何か?によります。
睡眠や休息が不足して疲れている人は、まず休息を優先してください。
逆に体を動かしていないことが原因で疲れている人は、体を動かす習慣をつけた方がいいでしょう。
脱ステ・脱保湿直後のリバウンドで肌にダメージがある人は、肌の修復にエネルギーを持っていかれるので、疲労感が強く出ます。
このときは激しい運動は避け、ウォーキング程度の軽いものにしましょう。
また傷ついた肌を治すためにはタンパク質とともにビタミン・ミネラルが欠かせないので、食事でしっかり栄養を摂ってください。
肌の機能(汗腺や皮脂腺)が低下しているからです。
運動で血行が良くなると、汗腺や皮脂腺が働こうとしますが、アトピー肌の場合、機能が低いため、かゆみや炎症になってしまいます。
運動を続けていると肌の機能もアップするので、かゆみもなくなります。
かゆみの悪化原因をちゃんと除外できているのであれば、かゆくて泣きわめいていても、ひとりで寝かせてください。
別室で寝かせられるのが理想です。
寝かしつけようと、さすってあげる必要はありません。
子供は夜寝れなくても、日中のどこかで寝れます。
大人は子供のように、好きな時間に寝れないので自分の睡眠を優先させましょう。
結論から言うと完全にやめる必要はありません。
もちろんこれは肌の状態、筋肉量、運動量によります。
普段から肉体労働や運動をしている人は筋肉があり、エネルギー消費が高いので、多少のお菓子や甘いものを食べてもすぐチャラにできます。
逆に一日中家に居たり、デスクワークをしている人はエネルギー消費が少ないので、糖質や脂質の影響がでます。
またこれとは別に糖質依存になっている人は、一度甘いものを断つ努力をしたほうがいいでしょう。
糖質依存の状態はすでに精神面が不安定になっています。
これを改善するには運動しながら徐々に糖質を減らしていくのがいいでしょう。
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「アトピーの原因=アレルギー」という認識が強いので、アレルギーの検査結果を気にする人が多いのではないでしょうか。
アレルギーの検査結果はほとんど無視してもらって大丈夫です。
なんならアレルギー検査自体する必要はありません。
もし、多くの項目で反応している人が真面目にアレルギーの除去食を行うと、食べるものが無くなってしまいます。
そして、毎日食べるものが同じ食材に偏ってしまうので、遅延型アレルギー(IgG)が引き起こされることがあります。
重要なのはそのアレルギーが本当に反応しているか?です。
アトピー症状が強い状態でアレルギー検査を行うと、多くの人が余計に反応してしまうので検査結果はあてになりません。
また炎症の原因が糖質・脂質の過剰、運動不足、保湿、入浴であれば、まずそちらを改善しなくてはいけません。
常に炎症がある状態では、アレルギーが出ているかどうかも分からないからです。
もし食後に強いかゆみが確認できた場合、肌が落ち着くまで、その食材は休んでください。
アレルギーの検査結果を鵜呑みにするよりも、実際の現象を追ったほうが効率的です。
臨床上、アレルギーが原因でアトピーが治らないという人はいません。
まず乾燥肌から抜け出せない場合、その原因を考えなければいけません。
乾燥肌を繰り返すのは、肌の血流が悪いのが原因です。
この場合、乾燥のかゆみをどうするか?を考えるより、どうやって肌のターンオーバーを促すか?を考える必要があります。
また血行が良くても乾燥でかゆいときがあります。
一つ考えられるのは、肌表面に角質が溜まってしまいターンオーバーがうまくいっていないパターンです。
その場合、綿のタオルと石鹸で定期的に洗います。
すると余分な角質が取れ、ターンオーバーが促されます。
あと乾燥の原因として入浴時、皮脂を落としすぎていることがあります。
その場合、皮脂を落としすぎない入浴方法にしてください。
浸出液がとまらない原因として水分摂取量の多さ、運動量の少なさ、長時間の入浴があります。
デトックスのために1日2リットルも飲む人がいますが、アトピーの人はやってはいけません。
飲んだ水分は主に尿や便として体外に出ますが、ほかにも呼気、皮膚からも排出します。
必要以上の水分を飲んでいると肌のむくみが強くなり、浸出液として出てきてしまいます。
また運動量の少ない人は筋肉がポンプしない分、体がむくみやすくなります。
体のむくみは浸出液がとまらない原因になってしまうので、外でたくさん歩いてください。
そういうと「どのくらい歩けばいいですか?」と聞かれます。
答えは「汁がとまるまで」です。
長時間の入浴は、肌をふやかしてしまい、傷の治りを遅らせてしまいます。
その結果、浸出液がとまらなくなります。
浸出液がとまらないときは、短時間のシャワー(3分以内)、もしくは、シャワーを浴びないことです。
オーガニックであろうと自然派であろうと、保湿依存になっている肌に保湿剤を使うと肌は悪化します。
アトピー専用やアトピーの人が使っていいと言われているものも、角質の乱れを一時的に安定させるためのものです。
健康市場では、人工や化学物質などを悪とし、自然派やオーガニックなどに誘導しようとする習慣があります。
実際、臨床では人工であろうが、オーガニックであろうが大差はありません。
逆にオーガニック志向に縛られてしまい、神経をすり減らして生活をしている人もいます。
アトピー治療には優先順位があります。
その中で脱保湿は優先されなければいけないので、無添加やオーガニックかどうかというのは問題になりません。
白米から玄米に変えたからといって、アトピーが劇的によくなることはありません。
糖質の観点からみると、茶碗1杯のごはんで砂糖50~60グラムを摂取しています。
白米でも玄米でも大差ありません。
ごはんの食べる量を調整したほうがよっぽど効果的です。
農薬の影響は体にとってゼロとはいいませんが、アトピーの悪化や治らない理由になることはありません。
効果はありますが、脱風呂や入浴制限を行うので、わざわざ塩素除去する必要はありません。
また治っていく過程で肌も強くなるので、次第に塩素も影響しなくなります。
ずっと「塩素除去しないとかゆくなる」という人は、そもそも肌が治る方向に向かっていません。
スベスベの肌なら手のひら洗いでも大丈夫です。
しかし、角質が乱れている人にとっては、石鹸カスが角質の隙間に残ってしまい、かゆみの原因になります。
また体を洗う目的には、感染症の予防、余分な角質を落とす、ターンオーバーを促すなどがあるので、手のひらで洗ってしまうとこれらの目的が達成できません。
当院でお勧めしているのは綿のタオルと固形石鹸で洗うことです。
しかし、これも肌の状態によって、使ってはいけないとき、数日に1回の頻度で洗うなどの条件があります。
また、炎症が強いときには入浴そのものをやめる必要があります。
入浴方法は肌と相談して決めなければいけないので、自分の肌の状態を理解し、次にどうなれば肌が治っていくか?の知識をもつ必要があります。
布団の中で寝汗をかいたり、ムレた状態にしていると、肌を保湿していることになります。
その場合、寝具やエアコンで調整してください。
また夕食以降、寝る前の水分摂取はなるべく減らしてください。
梅雨や夏の暑い時期、エアコンはオフタイマーは使わず、つけっぱなしにしてください。
なぜなら、タイマーを使ってしまうと途中で室温が変化してしまうので自律神経が休まりません。
質のいい睡眠にするのであれば、暑くも寒くも感じない室温を一定に保って就寝するのがポイントです。
かゆがっていても子供は自分自身の事を可哀想だと思っていません。
親が子供に対し可哀想と思いながら接していると、そのうち子供は「自分は可哀想」と認識します。
子供を可哀想にするのも、幸せに留まらせるのも、親次第です。
子供のアトピーが悪化してしまう理由のひとつとして、親の子供に対する依存があります。 とくに母親の場合が多いです。 親の子供への依存はアトピーに限らずどこにでもあります。 それがどんな問題を起こし、どんな課題を置き去りにしてし[…]
保湿をすすめる皮膚科の先生は、保湿をしている患者さんの経過しか見ていないので、脱保湿した後、どのように肌が改善するのかわかりません。
また脱保湿は単に保湿をやめるだけと考えている人は、改善しなかったり、感染症で悪化することもあるので、その状態を見てしまうと、皮膚科の先生も脱保湿に反対するのではないでしょうか。
脱保湿直後は強い乾燥肌ですが、時間をかけてターンオーバーを繰り返していくと、保湿なしでも大丈夫な肌へと変化していきます。
その頃には本人も「保湿しなくても平気だ!」「保湿していたときの異常なかゆみがない」と実感します。
脱保湿でアトピーが治る人がいるのだから、あなただけ一生保湿が必要ということはないですよ。
掻いてあげる必要はないです。
泣いてすがってきても、自分で掻かすようにしてください。
怒って血だらけになるくらい掻いても、本人がしたことなので仕方ないです。
依存の根は小さいうちに断ちましょう。
乳児湿疹もアトピーと同じで保湿は要りません。
乳児湿疹をこじらせている原因は薬と保湿です。
体のゆがみが原因で顔に力が入っているからです。
ほっぺやこめかみに湿疹が出ているときは、噛みしめが影響しています。
その噛みしめも体のゆがみが原因しています。
保湿しているから湿疹がでたんです。
肌はもともと環境の変化に対応できる能力があります。
その能力を妨げないようにしましょう。
生まれつき保湿が必要な人はいません。
運動になりなりますが、アトピー的にはいい結果がでません。
逆に悪化する人もいます。
その理由は、上半身が固定した状態でペダルをこぐので、首、背筋、上肢の筋ポンプがされません。
また手首のストレスで体が余計に硬くなることがあります。
アトピーのための運動なら全身を動かすウォーキングやランニングをお勧めします。
痛い、しみるという理由でお風呂を避け続けていると、肌が過敏になって余計に痛くなります。
定期的に入浴して肌のターンオーバーを促しましょう。
寝れないと体力が回復できないので、劇症化したり、命が危険にさらされます。
本当は先に悪化している原因を除去しないといけないですが、何日も寝れない日が続いてしまうのであれば、いったん薬に頼って睡眠をとりましょう。
人目は気になりますよね。
ただ家から出ない生活を続けてしまうと、湿疹は治りません。
毎日数時間は外出して、歩いたり、ランニングするようにしましょう。
保湿すると次の問題が起きます。
肌にフタをしてしまい、熱を逃がせなくなり、炎症を強くしてしまう。
→ ワセリン系
周りから水分を集めてむくみをつくり、湿疹を強くしてしまう。
→ ヒルドイド(ヘパリン類似物質)
保湿は一時的に表面を整えますが、悪化する要素もたくさん含んでいます。
今これらの症状を感じない人でも、保湿をし続けることで、じわじわと悪化してきます。
熱(炎症)をもった皮膚は水分を蒸発させ乾燥状態をつくります。
そのとき乾燥して残った角質がかさぶたです。
アトピーは肌が毒素がでているわけではありません。
そもそも毒素というものはありません。
毒素をとっちゃいけない
毒素をださなきゃ!
という心そのものが毒です。
そんな認識は捨てて、毒から自由になりましょう。
こういう人は非常に多いですね。
それも当然だと思います。
脱保湿後のアドバイスをできる人が少ないので。
脱保湿は保湿による悪化原因を除外しているだけなので、脱保湿をしただけではアトピーは治りません。
アトピーを治すには、脱保湿といっしょに肌の代謝を上げていくことが必要です。
日焼け止めも保湿になってしまうので、塗らないほうがいいです。
とくアトピーの人は日焼けしたほうが肌の治りがいいので、気にせず日焼けしてください。
マスクをしていると呼気で顔が保湿されます。
すでに口や顎周りに湿疹がある人は、マスクをしていると治りません。
マスクをする時間は極力減らしましょう。
人間は1日2ℓの水分を排出しているので、2ℓの水を飲みましょう!
という人がいますが、これは逆です。
2ℓ飲んでいるから2ℓの水分が排出されます
体は体内の水分が少なければ、腎臓で水分を再吸収して節水しますし、多ければ排出します。
脱水症状になるような環境下でなければ、飲まないのに越したことはないです。
角質がふやけるのを繰り返している可能性があります。
- 厚着になっていないか?
- 水分を摂りすぎていないか?
- 綿以外の肌着を着ていないか?
- 入浴で余分な角質を落とせているか?
- 定期的に汗をかけているか?
- 室温、湿度は適切か?
これらをチェックしてください。
炎天下で仕事やスポーツをしている人なら、こまめな水分補給は欠かせません。
でも、ほとんどエアコンの中で過ごしている人は、喉が渇いてからの水分補給で十分です。
脱ステ・脱保湿のときは、肌の修復に栄養が回されるので抜け毛が増えます。
肌が落ち着いてくれば、髪ももとに戻るので心配はいりません。
イライラしてもいいです。
そのときはイライラした自分を認めましょう。
あ~イライラした~!
と声に出しても構わないです。
ひとりで抱え込まず、誰か共感してくれる人に話してみてください。
小さな子供をコントロールするのは無理です。
まずは子供と距離をとり、自分の貴重な時間とエネルギーを自分のために使いましょう。
赤ちゃんであろうが、小学低学年であろうが、掻かせてあげて大丈夫です。
掻く自由を与えているので、血塗れになっても仕方ないです。
ただそのまま掻かせてあげたら治るという意味ではありません。
ちゃんと個々の原因に対処していきましょう。