糖化って知ってますか?
甘いものはアトピーに悪いとよく聞きますが、これは糖化と関係してるんです。
糖化は糖とタンパク質がくっつく現象なんですが、そのタンパク質は劣化して最後は焦げつきます。トースターでパンを焼きすぎたときに焦げるような感じです。身体はタンパク質でできているので、糖化は全身で起こり得ます。
とくに肌では、
・傷がよくならない
・ずっと赤い
・急にかゆくなる
・下からかゆみが吹き上げてくる
・ボコボコの湿疹
・くすみが消えない
・アミロイド苔癬
などの症状がでます。
アトピー肌はもともと血行が悪いので糖化の影響を受けやすいです。だから糖質のことを知って、糖化を避けなければいけません。
今からその方法を説明していきますので、
・前は気をつけていたけど、最近、甘いものよく食べてる
・すぐお腹が減って、甘いもが欲しくなる
という方は、ぜひ最後まで読んでください。
糖化を防ぐ食事法
糖化は血糖値が高いときに起きるので、血糖値を上げにくい食事をすれば防ぐことができます。
血糖値を上げにくい食事をする
糖質をとらなければ、血糖値は上がらないので、糖化を防ぐことができます。いわゆる糖質制限です。ここでの目的は血糖値を上げにくくすることなので、カンペキな糖質制限は必要ありません。
まずは簡単なことからやっていきましょう。
例えば、
・おかずから先に食べる
・ごはんを大盛りから普通盛りへ
・めん類単品を避ける
・おかずの割合を増やす
などです。
さらにゆっくり時間をかけて食べると、血糖値のあがり方もゆるやかになります。いきなりメニューを変えられない人も、まずは食べるスピードから調整してみてください。
次は砂糖やお菓子です。
これらは精製された糖質なので、吸収が早く、血糖値を急激に上げてしまいます。しかし、これらが習慣になっている人は、いますぐ全てをやめられないですよね。ふだんから甘いものを欲している人は、すでに糖質依存なのでいきなりやめるのはしんどいです。まずは少しずつ量を減らしていき、脳と体を慣らしていきましょう。そうするとストレスなく、やめることができます。
まとめ
糖化を防ぐポイントは血糖値を上がりにくくすることです。
・おかずから先に食べる
・ごはんを大盛りから普通盛りへ
・めん類単品を避ける
・おかずの割合を増やす
糖質制限をするときは目的を理解して行ってください。なぜかというと糖質制限をやっているとそれ自体が目的になり、あれもこれも食べちゃダメ!とストレスになってしまうからです。
まず食事の改善で優先すべきことは、血糖値を上げすぎているものを減らしていくことです。すべての糖質をカットする必要はありません。またすぐに甘いものが食べたくなってしまうのは、前の食事で血糖値を上げすぎているのが原因かもしれません。その場合、甘いものを頑張って我慢するより、全体の食事内容を見直した方がいいでしょう。自分がどういう時に甘いものを食べてしまうのか、観察してみてください。
あと脳は習慣が変化することにストレスを感じます。三日坊主になってしまうのもそのせいです。そうならないように、少しずつ新しい習慣を生活のなかに取り入れていってください。