アトピーの色素沈着、原因と改善方法

色素沈着の原因と改善方法

肌の色素沈着、黒ずみ、くすみ、、、
アトピーがよくなっても、色素沈着が全然取れないという相談をよく受けます。

・これはアトピーじゃなくて、ほかの病気?
・ステロイドの副作用?

と不安に感じている人も多いですが、安心してください。アトピーの色素沈着も適切に対応すれば改善します!

色素沈着が取れない原因は肌の代謝が落ちているからです。なので代謝を上げていけば色素沈着も消えます。

ではなぜ肌の代謝が落ちるのか?その理由はこれです。

・炎症で皮膚が変化しにくい
・肌に刺激を入れていない
・運動不足で肌が変化しない
・体の歪みで皮下組織が硬い

では、解説していきます。

アトピーの色素沈着の原因と改善方法

①炎症で皮膚が変化しにくい

色素沈着した皮膚は炎症により硬化しています。トースターで焼いたパンは硬いですよね。肌も同じで、炎症の後は硬くなります。硬くなった肌はうまく代謝できないので、今までと同じような運動、入浴を続けても変化しません。この肌を変化させるには次に紹介する運動や入浴が必要です。

②肌に刺激を入れていない

湿疹や傷は、なるべく触らないようにしているという人は多いです。

例えば

・入浴はシャワーで軽く流すのみ
・石鹸の泡と手のひらで優しく洗う

この考えは間違いではありませんが、炎症により硬くなった皮膚は刺激がないと変化が起きません。湿疹・炎症が落ち着いてきたら、石鹸とタオルで洗う、皮膚をマッサージする、などの刺激が必要になります。このタイミングは肌を直接見て決める必要があるので、わからない方はご相談ください。

③運動不足で肌が変化しない

ここでの運動とは、心肺機能を使うランニングやダッシュのようなことです。このような運動をすると、硬くなった皮膚へ血液を送ることができるので、肌の代謝を上げることができます。よくお客様から言われるのが「ストレッチやヨガを毎日やってるんですけど、良くならない」と言うような話です。ストレッチ、ヨガ、ウォーキングのような運動は、ランニングほど心肺機能を使わないので、肌の代謝を上げることができません。あなたが肌を変えたいのなら、ランニングのような負荷のある運動が必要です。

④体の歪みで皮下組織が硬い

体の歪みは、皮膚周辺の血流や体液循環を低下させるので、次のような問題をおこします。

・痒みや赤みが引きづらい
・皮下組織が突っ張り、関節が動かしづらい
・感覚が過敏になり、痛みや痒みが引きづらい
・皮膚が割れる
・傷の治りが遅い
・傷が乾きづらい
・ターンオーバーが進まない

こういう方にとって整体は肌の改善の助けになります。

まとめ

アトピーの色素沈着の原因とその改善方法についてお話しました。

色素沈着した皮膚は硬化している。改善方法は血行をよくする、刺激を入れる、体の歪みを整えるのがポイントです。

変化のない状態が数ヶ月続く場合は、そのまま待っていても変化しません。そんなときは今までの行動を変えてみる必要があります。アトピーは自分自身で検証を繰り返して行く必要があるので、今改善しないで悩んでいる人も、諦めないで行動してください。

色素沈着の原因と改善方法
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