脱保湿前のアトピー
保湿で悪化したアトピーです。
炎症のところへ保湿をし続けてしまうと、皮膚は水分を溜め込んだ状態(むくみ)になり、炎症はさらに悪化します。ここまで炎症が強くなると、異常なかゆみや痛みで体は動かしづらくなり、生活の質も低下してしまいます。
脱保湿スタート
脱保湿すると皮膚に溜め込んだ水分がはき出されます(リバウンド)。水分を閉じ込める力が強い保湿剤(ワセリン)や水分を集めてくる保湿剤(ヘパリン系のヒルドイド)を使っていた場合、リバウンドはさらに強くなります。
リバウンドで水分をはき出すと、肌は乾燥し正常なターンオーバーに戻ろうとします。
ここで大切なポイントは肌の乾燥をキープすることです。
肌の乾燥をキープできないと、かさぶたがふやけてしまい、その下の未熟な角質を保護することができません。
脱保湿のとき、必要なかさぶたはキープし、不要なかさぶたは落とす必要がありますので、こちらの記事を参考に実践してみてください。
アトピーで脱保湿や脱風呂を始めると瘡蓋(かさぶた)ができますが、これは早く取りすぎても、キープしすぎてもいけません。もし早くかさぶたを取ってしまうと未熟な皮膚が露出し皮膚が安定しません。 ではいつまでキープすればいいのでしょう[…]
よくならないパターンとして肌に刺激を入れなさすぎて、かさぶたが蓄積し、ターンオーバーが進まないことです。入浴制限もするので、ずっと肌に刺激を入れてはいけないと思っている人が多いようです。
停滞期
全体的な炎症が収まり赤みが引いてくると、部分的にボコっとした炎症箇所が残ります。熱が冷め一旦落ち着いている状態、つまり停滞期です。
脱保湿後、リバウンドから一気に正常な肌に戻ることはなく、一旦この停滞期に入ります。その頃には痒みも落ち着いてくるので「治ってきた」と喜ぶ人も多いですが、根本的な改善はまだまだなので油断しないでください。
停滞期に入った後は肌への刺激と休息を繰り返していきます。
肌への刺激とは、肌の血行をよくしたり、ピーリングすることです。
これにより肌のターンオーバー促進、皮下の代謝物の排出、炎症を起こしやすくなります。
この炎症の最中に刺激を入れ続けてしまうと、炎症が強くなり皮膚が回復できないので、一旦刺激をやめ休息させます。
この作業を繰り返すことで皮下から健康な角質が上がってきます。
安定期
この状態までくると肌はかなり楽ですが、まだ油断してはいけません。
よくなったように見える肌でも、そこから半年以上安定させないと安心できません。この時期に、栄養不足、寝不足、ストレス、運動不足、疲労でぶり返してしまう人も多いので注意してください。女性であれば、メイクもまだしないほうがいいです。
最後に
最近、ご相談いただく人のほとんどは脱ステ・脱保湿してもよくならない人です。脱保湿後の経過についてアドバイスできる人が少ないのも事実ですから仕方ないです。独りで悩むことに疲れた方はご相談ください。なにかお役に立てることがあるかもしれません。