保湿依存とアミロイド苔癬の経過│0588

保湿依存とアミロイド苔癬の経過

40代女性。以前に脱ステしたが完治に至らず。脱保湿によるリバウンドを説明し、施術を開始。アトピーの痒みや痛みより筋肉のこわばりや脳圧の上昇がみられました。整体では固有受容器を調整し、脳脊髄液の循環を調整。同時に水分量やスキンケアについても指導。

皮下に停滞していた代謝物が噴き出しています。前半目立たなかったアミロイド苔癬（たいせん）が現れましたが、それも徐々に薄くなっています。

背中に比べ腰のほうが皮下に停滞していた代謝物が多いように感じます。保湿をし過ぎているところは皮膚の排泄を停滞させ代謝物がたまります。また皮膚の固有受容器（神経）が興奮することにより痒みの強さも増してきます。当然そこからの噴き出しも強くなります。前半の写真は腰に引っ掻き傷がありますが、例外を除いて基本乾燥させなければいけません。傷に対して対処法を間違えると症状が悪化します。

首とデコルテは安定までに時間がかかりました。その理由は特に首肩周りのこわばりが強いことと、シャワーを当てすぎていたためです。こわばりが強いころは皮膚の代謝も低下しています。またリバウンド後の肌が回復するためには痂皮・かさぶたをキープすることが大切です。

首の後ろはアトピーが出やすく治りづらい場所です。首の皮膚は筋肉や神経の影響を大きく受けます。

首と上肢のアトピーはセットで出てくることが多いです。神経の興奮作用が長く影響していました。

脱保湿、施術の開始で足全体の炎症が再燃してきました。足に関しては皮下の代謝物が深く、皮膚も肥厚しています。皮膚代謝のサイクルが停滞しいるとアトピーはほぼ完治しません。もう一度、皮膚代謝がスムーズに働くようにエンジンをかけなければいけません。その為には固有受容器の調整と運動が必要になります。