アトピーの脱保湿を最短にするには?

脱保湿を最短にするには?

脱保湿を行うとリバウンド(噴き出し現象)が起こります。 リバウンドはステロイドをやめた時のみに起こると思われがちですが、脱保湿時にも起こります。 脱保湿を間違ったやり方で行うと期間が長引いたり、経過が悪くなることがあります。 脱保湿の目的は保湿依存を抜け出し、肌を丈夫にし、本来の肌機能を取り戻すことです。 このゴールに到達するためにはかさぶた(痂皮:かひ)とうまく付き合わなければいけません。 そのポイントを今からお話しします。

脱保湿後のかさぶたの役割

脱保湿後、リバウンドによる炎症が落ち着くとかさぶたが現れますが、このかさぶたはなるべく落とさないようにキープすることが大切です。 なぜなら、このかさぶたはダメージを受けた肌にとって絆創膏の役割りをするからです。

かさぶたは絆創膏効果でその下の皮膚が治りやすくする!

自然に剥がれる前に取ってしまわないようにしましょう!

よくある失敗は見栄えが悪いからという理由で全部剥がしてしまったり、イライラした時に癖で掻いて剥がし落としてしまうことです。 せっかくできたかさぶたを剥がしてしまうのは非常にもったいなく、しかもその行為を繰り返していると肌は薄い状態のままなので治りきることはありません。

「痒いからどうしても掻いてしまうので仕方ないのでは?」と疑問に抱く人もいると思います。 我慢できる範囲は我慢してもらいたいのですが、我慢できない範囲は仕方ないので掻いてしまっても大丈夫です。 寝てるとき無意識に掻いてしまうのも仕方ありません。 我慢できない範囲で搔いてしまっていてもゆっくり回復に向かうので安心してください。 しかし、見栄えや癖で掻き剥がしている人は回復がかなり遅くなるので注意しましょう。

また菌の繁殖で異常な痒みが発生する場合があります。この時は一度、石鹸と綿タオルを使い軽い力で肌を洗ってみてください。

かさぶたをキープするポイント

実は脱保湿は肌に塗る保湿剤や化粧水をやめるだけではありません。 プラス、入浴制限、脱飲水も必要になります。

脱保湿で肌をせっかくガビガビに乾燥させてもシャワーや入浴でかさぶたをふやかし過ぎてしまうと痒みが増し、皮膚も弱くなってしまいます。 その結果、掻き壊したときに傷も深くなり治りづらくなります。 脱保湿する場合は入浴制限も取り入れながら、かさぶたをキープするよう心がけてください。

脱保湿のための入浴

脱保湿はかさぶたをキープしなければいけないので、長時間湯船に浸かったり、勢いの強いシャワーで肌を刺激してはいけません。 脱保湿初期は湯船に浸かるのは避け、2~3分のシャワーにしましょう。 皮膚が安定してきたら、5分から10分ほどの入浴は可能です。 アトピーに評判のある温泉もこの時期から可能です。

脱保湿と水分量

浸出液が出たり、寝汗を多く掻いてかさぶたができにくい時は飲水制限も必要です。 「アトピーは水分をたくさん摂ったほうがいい」という情報から、1日2リットル以上も飲まれる人がいます。 水分摂取量が多いと傷口から浸出液が出続け傷が塞がらず、かさぶたができないという悪循環に陥ることがあります。 寝汗をかいてしまう人は夕方以降の水分は摂らないほうがいいでしょう。

脱保湿の期間と経過

保湿依存が強くない皮膚であれば、1~2週間ほどでかさぶた(痂皮)が形成されます。 何回かのターンを繰り返して丈夫な肌に回復します。 早い人は1~2ヵ月です。

一見、保湿依存が強くないように見えても、脱保湿を行うとかさぶたが多くできて皮膚が不安定になり経過が不安定な人がいます。 この場合、皮膚の血行不良や体全体のエネルギー不足が考えられ、改善する期間も長引くことが多いです。 運動を行い皮膚の血流改善し、ストレスによるエネルギーの不調和も解消したほうがいいでしょう。

難治性アトピーで保湿依存が強いと皮膚の色が赤黒くなっています。 この場合半年以上は覚悟したほうがいいでしょう。 体の排出力にもよりますが、1ヵ月以内でリバウンドのピークを迎え、上下を繰り返しながら、落ち着いていきます。 

最後に

以上、脱保湿の期間・経過と最短にするためのポイントをお話ししました。
保湿が習慣になっている人は皆さん脱保湿に抵抗があります。 しかし、脱保湿をして肌が丈夫になり以前よりも痒みが減ってくると、「保湿は要らなかったんだ」ということを確信します。 また保湿依存の肌だった人は、あの異常な痒みは保湿が原因だったんだと実感するでしょう。

脱保湿後はかさぶたをキープ!

そのためには、見た目を気にしない、癖でとらない、 ふやかさない!

すると、掻いても傷になりにくい丈夫な肌になります。

それでも肌が治ってこない人は、体を回復させるためのエネルギーを別のところで消耗している可能性があります。 それについても今後お話ていきます

追記

ネット上には脱保湿反対派意見もありますが。。。
もし、人が保湿剤のボトルを手にもって生まれてきたなら、その人は保湿剤が一生必要になり、脱保湿反対意見も成立するでしょう。 しかし、そんなことはありませんよね?

人間の体は環境や負荷に対して適応する能力があります。 この能力は非常に素晴らしく、体の生命力を高めてくれます。

例えば筋肉に負荷をかければ、筋組織は破壊され、2~3日掛けて超回復が起きます。 筋肉は負荷をかける以前よりパワーアップし、エネルギーや体液の循環も上がります。 マラソン選手が行う高地トレーニングは体内の赤血球数やヘモグロビン濃度を増加させ、酸素を確保しやすい体を作ります。

自然に属している体は私たちが思っている以上に頼もしい存在ではないでしょうか。

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