アトピー悪化と改善の落とし穴

アトピー悪化と改善の落とし穴

あなたはアトピー症状に対し、このように考えていませんか?

炎症や痒みが起きれば悪化、治まれば改善。

もしそうであれば、あなたは次のような問題を招きます。

  • 治りを妨げ、治癒を遠ざける
  • 難治化アトピーへ移行

アトピーの人にとって症状で悪化か改善かを判断するのは当然のことだと思います。 しかし、アトピーが治るためのプロセスを悪化と判断してしまい、その過程を邪魔していては、治るものも一向に治りません。 また、その誤った判断により感じなくていいストレスを感じ続けるのは体にとっても負担です。 あなたが冷静な判断ができるようアトピーの3つの状態について解説していきます。

悪化状態

悪化は、体内・表皮の問題と体の歪みで起きます。

  • 体内の原因は、アレルギー、酸化した油の摂取、糖質、水分の摂りすぎ
  • 表皮の原因は、過剰な保湿、菌、ウイルス、ダニ、ほこり
  • 体の歪みの原因は、疲労、睡眠不足、かゆみによるストレス、精神的ストレス

一般的なアトピーの悪化原因ですが、個々に対応すれば炎症や痒みは減少します。 対応しても症状が変化しないときは別の問題なので、原因の切り分けがしやすいです。

小康状態

小康状態とは、症状が治まっていて安定している状態です。 多くの人はこの状態を「治った」「落ち着いている」と言いますが、それは違います。 小康状態の多くは皮脂腺の排出と皮膚の血行が悪くなり、炎症や痒みの症状が一時的に止まっている状態です。 その状態を何年放置しても、それ以上肌は改善することはありません。 逆に年々皮膚の能力が低下していくので、環境の変化や体調不良によって症状が急激に悪化します。

例えば冬の乾燥時期に悪化し、夏になるとよくなる人です。 冬の乾燥した季節になると、皮膚は皮脂腺から皮脂を排出しようとします。 アトピーの人はもともと皮脂腺の機能が低下しているので、皮脂分泌がうまくいかず炎症や痒みになってしまいます。 そして、乾燥の時期を過ぎると、皮脂腺が働く必要が無くなるので、炎症が治まります。 このときみなさんは「治った」と思うのです。 この季節による悪化は、治るためのプロセスなので本来歓迎したほうがいいものです。

乾燥時期に多くの人が保湿で症状を抑えています。 数年はその方法でやり過ごせるでしょう。 しかし、だんだん保湿依存に陥り、夏になっても症状が治まらず、一年中、難治化アトピーに悩まされることになります。

小康状態=「治った」があなたを混乱させる

ほとんどの人がこの小康状態を理解していないので、広告や話題になっている「アトピーにいい保湿剤」や「アトピーに効く薬」に手を出してしまいます。 何かを塗ってよくなる場合、これは小康状態を意味します。 アトピーは足し算で治ることは絶対にありません。 アトピー治療は引き算が前提ということを覚えておいてください。

小康状態のきっかけと原因
  • 季節・気候の変化
  • 自律神経
  • 運動不足
  • 保湿
  • 塗り薬

治るためのプロセス

脱保湿、脱ステ、悪化原因の排除をした後でも、症状が悪化することがあります。 それは悪化ではなく、治るためのプロセスで起こります。

アトピーの人の多くは乾燥の症状を訴えます。 なぜ、自分が乾燥肌なのかを考えたことはあるでしょうか? ヒアリングのときに質問すると、自分は生まれつき乾燥肌だと思いこみ、一生保湿が必要な体だと勘違いしている人がたくさんいます。 体は常に環境に適応しようとし、その過程で皮脂腺を働かせようとします。 最初はうまく皮脂を出せずに毛穴が詰まり炎症を起こすかもしれません。 しかし、炎症を起こした細胞は治癒のプロセスを経て、生まれ変わり、皮脂の出せる皮膚へと変化していきます。 これはアトピーが治るためのプロセスで飛び級はできません。 乾燥肌がなんの変化も起きず、勝手に潤い肌になることはないのです。

小康状態のところでも説明しましたが、乾燥の時期に症状が強くなることがあります。 これは皮脂腺の活動が増すことで起きるので、治るためのプロセスのひとつです。 本人や親たちからみれば悪化にしか見えないので、いろいろ塗って治そうとしますが、最後は手に負えないほど悪化させてしまいます。
本来はこの乾燥時期も保湿せず、肌を乾燥させることにより、肌の能力をアップする事が出来ます。 ただ筋膜や自律神経などの原因で一向に改善に向かわない人もいます。 その人は体の調整が必要になります。

帰宅すると痒みが増すという人はリラックスにより、皮膚の血流が増加してしまうからです。 皮膚末端の血管は自律神経の交感神経によって支配されています。 体や精神的な問題で常に興奮状態な人は、皮膚の血流が悪いので、血流の変化と同時に症状が現れます。

治るプロセスで起こる炎症や痒みの強さは、本来強いものではなりません。 もし異常な炎症や痒みを伴う場合、違う原因が影響している可能性があるので、その原因を除外しなければいけません。

治るためのプロセスの種類
  • 皮脂腺の活動アップ
  • 自律神経の交感神経興奮の解除
  • 運動
  • 皮膚の血流アップ
  • 季節・気候の変化による皮脂腺の活動アップ
  • 変性した皮膚の代謝

まとめ

皮膚に現れる症状には必ず理由があります。 悪化原因で起こるもの、治るためのプロセスで起きるもの。 アトピーを根本的に治すには、これらのことを理解して対応しなければいけません。 残念ながらアトピーの標準治療や市販の保湿剤はその区別が無く、症状が治まる=改善を基準にしているので、長期で観察したときは必ず悪化という結末を迎えてしまうのです。

アトピー悪化と改善の落とし穴
  • 治るためのプロセスを悪化だと勘違いしている
  • 小康状態を治ったと勘違いしている

肌は生命そのものです。 その生命を理解することを疎かにしてアトピー改善の道はありません。 人は本来の生命について考え直す必要があるのではないでしょうか。

今、脱ステ・脱保湿を検討されている方へ

「脱ステ・脱保湿はただステロイドと保湿をやめて耐えるだけ」と思われている人もいますが、それは違います。 皮膚の経過を見て、常に適切な対応をしなければいけません。 知識と経験が無い人にとっては、途中で不安になったり、対応を間違えいると悪化の一歩をたどります。

当院はこれから脱ステ・脱保湿を検討されている方へ個別相談にてサポートを行っております。 脱ステ・脱保湿後の状態が心配、今離脱症状で悩んでいるという方はぜひご相談ください。

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